何故熱転写/アイロンシートを利用するのか
プリント方法にはおおまかに分かれて2つのプリント方法があります。
インクを直接Tシャツ等の衣類に刷る「シルクプリント」
当サイトでご案内させて頂いている熱転写/アイロンシートを使った「転写プリント」
シルクプリントとは
シルクプリントは版をいう物を用いてそれに対してデザインと同じ穴を開けてインクを落として刷ってプリントを行います。
また、1色につき1つの版が必要になる為、2色のプリントを行う時は2版、3色プリントを行う時は3版・・・と必要になります。
仮にTシャツに3色プリントを1枚のプリントを行う際でも100枚のプリントを行う際でも阪代は変わらない為、
版が1枚につき5000円かかり、プリント代が100円としたら1枚の場合は15000円÷1枚+100円=15100円が1枚の単価ですが100枚の場合15000円÷100枚+100円=250円が1枚の単価となるので枚数が多ければ多いほど1枚あたりの単価が安くなる為、大量の枚数の場合はシルクプリントの方が安く仕上がる事が魅力です。
メリット
- 大量生産の場合、他のプリントに比べ安く仕上げる事が出来る。
- ほとんどの衣類へのプリントが可能
- 細かいデザインもプリント出来る。(0.1mm程度)
デメリット
- 少量尚かつ多色の場合、1枚あたりのプリント代が高くなる。
- 伸縮性に弱く、ひび割れを起こす事がある。
熱転写プリントとは
熱転写プリントとは熱転写シートやアイロンシートを用いてプリントやカットを行い、熱プレス機にて熱圧着させる事を言います。
あらかじめシートになっている為、製版の必要はなく1枚でも100枚でも同じ価格帯でプリントを行う事が可能です。
1色〜多色まで版の必要がない為、写真等のデザインでも簡単にプリントが行え、また個人のアイロンでもくっつける事が出来る事が魅力です。
メリット
- 1枚尚かつ多色のデザインでも安くプリントが行える。
- シルクプリントに比べ、プリント枠が増える。
- 発色が良い
- 個人でもアイロンを用いるだけで簡単にプリントが行える
デメリット
- 生地によって圧着出来ない場合がある。
- 剥がれが発生する事がある。
このように個人でも簡単に、そしてすぐ始められる事が非常に魅力的で、誰でも簡単にオリジナルの物を作る事が出来ます。
他のプリント方法
昇華プリント
サッカーや自転車のユニフォームに多用されています。これも転写プリントの1種なので、製版の必要がありません。
熱転写プリントやシルクプリントに比べ、プリント面への違和感が全くなく、また剥がれやひび割れといった事もなく伸縮性、通気性、また、洗濯堅牢度も非常に高い為、スポーツ業界に多く用いられていますが、ポリエステル生地、尚かつ白色に限定されます。ポリエステル加工さえ行えば昇華プリントが可能なので、マグカップやタイル、今流行のスマートフォンケースにも昇華プリントが用いられています。
パット印刷
ボールやペン等の局面にプリントが行えます。凸面や凹面にもプリントが出来ます。
ダイレクト印刷
プリンタから直接衣類等にインクを吹きかけてプリントをします。
看板や板にも使用されます。
UVプリント
光をあてて硬化させてプリントする方法です。UVインクという特殊なインクが光をあてると硬化する特性を持っている為、その特性を活かしてプリント出来ます。基本的に何にでも、どこにでもプリント出来るが伸縮や変形する物へプリントするとひび割れが起こるため、固い物へプリントする事をオススメします。また、硬化を利用してプリントの高さを出す事も出来ます。