プリントに関する注意を教えて!

シルクプリントの上にプリントすることは出来る?

シルクプリントの上にアイロンシートを熱圧着出来るプリントと出来ないシルクプリントがあります。
プラスチゾルインク(油性インク)の上には出来ません。
水性ラバーインクで無く、通常の水性インクですとプリントが可能です。
その他インクについてはご自身でテストして頂いてから熱圧着を行ってください。
シルクプリントの近くに熱圧着する場合は、シルクプリント部分を避けてください。
シルクスプリント部分に熱があたった所、あたってない所で色に違いが出たり風合いが変わってしまいます。
シルクプリントと熱転写プリントを組み合わせる場合、先にシルクプリントをすることをおススメします。
シルクプリントは通常乾燥機に通すのですが、その乾燥機温度が非常に高いため、熱転写を先に行ってしまうと熱によって
剥がれ、傷みが生じたり、ポリエステル生地は特に生地のインクが昇華してしまい、マークの色が変わる恐れがあります。

2色以上の多色のデザインは出来る?

フルカラー対応のシート(FLEXシート)を使用して多色のプリントが可能です。
このフルカラー対応のシートでデザインを作りたい場合、専用のプリンターが必要になります。
弊社ではオリジナルマークを作成して納品することもできるので、そちらもご活用くださいませ。
単色のアイロンシートを重ねて熱圧着していただくことも可能です。

縫い目の上にプリントする事は出来る?

アイロンシートを縫い目の上にプリントすることは可能ですがオススメ出来ません。
事前にテストが出来るのであれば、テスト後に加工を行っていただくことが安全です。
平な面に比べて強度が落ちること、圧力のかかり方が不安定なため、剥がれが生じる可能性があります。
これは縫い目に段差があること、裏面に生地の余白によって段差が生じるためです。

プリントできない素材はなにがある?

アイロンシートには様々な物があるため、一概に出来る、出来ないと言えないのが実情です。
お客様の最終判断によってご利用頂いています。
ちなみに当サイトで取扱っているアイロンシートは「綿」「ポリエステル」「綿/ポリエステル混紡」を推奨としています。
*洗濯堅牢度A-3法を基準としています。

ご参考までに、よくご質問いただく素材で加工が難しいものを記載致します。

  • 撥水生地
  • 機能素材(スポーツ用品に多い)
  • 本革、合成皮革、人工皮革
  • エナメル素材
  • ナイロン

同じ名称であっても外観、原材料、表面加工、生地の製法によって熱圧着出来る、出来ないが変わってくるため、現物に加工してみないと分からないところがあります。
例)カッパはナイロン素材ですが、表面に撥水加工が施されています。
この撥水加工が強ければ強いほど熱圧着どころか、その他プリント技法でもプリント出来ない可能性があります。